この第0回は「右も左もわからぬままティンホイッスルを始めようと思っているすべての人々」が
- 近所の楽器屋に置いてないから買えないんですけど?
- D管とかC管とかいったい何?
- どの調(Key)の笛買えばいいの?
- 材質にも種類があってなにが違うの?
などの理由で「買うのやーめた!」なんてことにならないようにするための準備回である。
初めてのティンホイッスル選び
「とりあえず始めてみたいから調べてみたけど、よくわからん」何て言うそこの君たち!
もう迷わなくて良い!
とりあえずこれ見て、買って、始めよう!
これを見てケルト系伝統音楽の世界に入ってくる人が増える事を祈る……。
ティンホイッスルはD管を買え!
ティンホイッスルにはD管だのC管だのと色々な調の物があるけど、アイルランド伝統音楽やその他のケルト系伝統音楽がやりたいのなら、最初の1本は絶対にD管を買おう!
D管があればほとんどの楽曲が演奏可能!
どうしてもD管で演奏できないor難しい曲がやりたくなってきたら、後で別の調のホイッスルを買えばいい。
という訳で、まず初心者はD管を買おう!
最初は安い量産品から
ティンホイッスルには色々なお値段のモノがありますが、まずは安い量産品で始めてみよう。
おすすめはFeadog社の Feadog Pro(ファドーグ プロ)というニッケル製のティンホイッスル。
管体のニッケルはサビにも強め。でも使い終わったら目の細かい布でふきふきしような!
綺麗な状態を長持ちさせるには日々のケアが大切です。
「安くても質が悪すぎたら困るんですけどー」という欲張りさんにも安心の品質でお手ごろ価格なこいつは、値段と品質のバランスが良好です。
低価格帯のティンホイッスルは、他にもGeneration(ジェネレーション)やClarke(クラーク)のSweetone(スウィートーン)などの1,000円台のものがあるけど、後少し出してFeadog Proを買うのがおすすめ。
もちろん、気に入ったホイッスルが別に見つかったなら他の物でも全然大丈夫だ。
ちなみに、僕が初めて買ったのはClarkeのSweetoneです。
「真鍮製のまろやかな音がいい!」っていう人は、謎のメッキコーティングできれいな状態が続く激安ホイッスルの、Waltons Mellow(ウォルトン メロウ)がおすすめ。
でも最低限の手入れだけはしましょう。
「あの動画で見たヤツで始めたいんだ!」っていうようなこだわりが無ければ、ちょいと出してFeadog Proか、安いけど扱いやすいWaltons Mellowから始めるのがおすすめ。
最初からハンドメイドの高級モデルってあり?
お金に余裕があるなら全然OK、というか買おう。音のバランスもしっかり作られてるし、なにより音が最高で耳が幸せになる。
途中で飽きてやめても後悔しないっていう覚悟があるなら、Michael BurkeやMK ホイッスルなどの高級モデルから始めるのも悪くない。
個人的には最初に安い量産品を買い、気軽にガンガン使ってボロボロになるまで練習するほうが良いと思うんだよなぁ。下手なときは何でやってもたいして違わないし。
材質が違うとどうなの?
ティンホイッスルは木・金属・合成樹脂(プラスチック類)で作られ、様々な種類が販売されてます。
まずは木製ですが、基本的に職人さんの手作りです。クオリティは最高ですが、お値段が高いよ!
低価格の量産品は見たことない。
木製はやっぱり手入れとかにも気を使うし、初心者はやめときましょう。
次に金属製。これまた様々な金属がありますが、大体は真鍮(しんちゅう)・ニッケル・アルミニウムブリキです。
メンテナンスが簡単で、低価格の量産品から職人さん手作りの高級品まで多種多様。
金属が固ければ固いほど、シャープな音色に近づきます。
最後に合成樹脂、つまりプラスチックですね。
こいつは大半がABS樹脂ですが他の樹脂で作られたホイッスルも多少あります。
メンテナンスは超簡単で、サビることも無いし、結構丈夫でしかも軽い、といった風になかなか侮れません。
でも、音がリコーダーに似てるなどと言ってあまり好まない人も一定数います。
近所の楽器屋でみつからない!
残念なことに日本ではメジャーな楽器ではないので、たまに置いてる所もあるけど基本的に無いと思ってください。
じゃあどこで買うのかというと、 Amazonや楽天、楽器屋のネット店舗などのインターネットショッピングだ!
今の世の中はネットで世界中から簡単に取り寄せれるから、外国語がいけるなら海外もありだと思います。
でも日本でも色々なショップが取り扱ってるから大丈夫。すぐに買えるぞ!
だけどティンホイッスルは、日本のAmazonや楽天に全種類があるわけじゃない。(海外のAmazonは豊富にある)大手通販サイトで見つからない時はケルトの笛屋さんで買うのがおすすめ。
ここなら種類も多く安心して買えるし、笛のポーチとか教本とかも売ってるぞ!
しかも実店舗もあるから、行ける範囲なら直接行って買うのも良い。
まとめ
- 初心者は安い量産品から始める
- 買うのはD管
- 金属製か樹脂製を選択。間違っても木製は買わない
- どれ買うか選べないならFeadog ProかWaltons Mellowを買う
- 大手通販サイトでも買えるが、心配or売ってないのならケルトの笛屋さんで買う
これで準備完了や!
注文ができたら、ホイッスルが届くまでの間に基本的な知識を手に入れておこう。そうすりゃ届いてすぐに全力で楽しめるぜ!
もう知識は十分ある!っていうひとはYouTubeなどで動画でも見て、曲を聴いてイメトレしとこう!