ティンホイッスル個別詳細「Waltons Brass Mellow D 1506」

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低価格な量産品を製造しているWaltons(ウォルトン)の真鍮製ティンホイッスル。
真鍮製には管体のサイズ違いでスタンダードとメロウの2種類が有りますが、このページでは真鍮製の(Mellow)メロウについて、良い所も悪い所も詳しく見ていこうと思います。

この記事内のティンホイッスルは・・・2019年6月 AmazonでWaltons公式より購入

内容について

楽器には個体差があるので、必ずしも僕が手に入れたものと同程度の状態の物が手に入るとは限りません。さらに悪い物もあれば、悪い所が見つからないレベルの物もあるかも知れません。また、製造方法の変更や販売形態の変更などによる大きい変化や、僕の個人的な感想や好き嫌いなどによる独断と偏見もあるので、購入を検討している方は参考程度に考えながら見ていただけると良いと思います。

製造元のWaltons社についてはこちら↓

メロウを詳しく見てみた!

メロウについて詳しく調べる前に、まずは総合的な評価を見てみよう。

ティンホイッスル量産品部門 総合評価
入手しやすさ10.0
演奏能力4.0
音程4.0
本体の強度4.0
品質5.5
おすすめ度6.5

入手しやすさ・・・Amazonや楽天などの大手オンラインストアで何時でも入手可能であり、街の楽器屋でも時々見かける。入手は超簡単


演奏能力・・・やさしい音色だが個性が少なく、様々な楽器が集まる多人数のセッションでは埋もれがち。スタンダードよりも管体が太い分若干音量が大きいので、息の必要量もちょい多い。


音程・・・440hzより若干ピッチが高い。完璧に音程を合わせるとなると厳しい。個体差などもあるが音程は多少ばらつく。でも練習する分には全然問題なし。


本体の強度・・・管体は薄いので、強度は少し低め。とはいえ、どこかに叩きつけたり高所から落下などしない限り、普通に使う分には問題ない。


品質・・・メッキ塗装で錆に強い。過去の低品質ループから脱却したので、品質が向上した。でも管体の塗装などが雑で気泡や凹凸がある、そこはマイナス評価だ。


おすすめ度・・・簡単に手に入って音も問題ない。そしてなんといっても安い!塗装がすこし雑な点は気になるが、他の好条件によりかき消されるレベル。
とりあえず試したい人にオススメの一本だ。


メロウの構造

円柱形の管体は真鍮で、頭部管はプラスチックで出来てます。

真鍮製は二種類あって、管体の太さが違う「スタンダード」と「メロウ」が存在します。
スタンダードはメロウより管体が細い分、少しの息で演奏可能。
メロウはスタンダードより管体が一回り太い分、通常より多くの息を吹き込まないといけません。しかしスタンダードよりも力強い音がだせます。

頭部管はティンホイッスルでは珍しく角張ってるけど、特に違和感無く使えました。

頭部管は取り外し可能です。

メロウの良い点

まずは僕がメロウを使っていて良かった点をざっと記載していきます。

とにかく安い!

1000円ぐらいで購入可能なのでかなりの激安!

これだけ安かったらティンホイッスルを始めるための敷居がぐっと低くなる。続けられるか心配な人も気軽に試せるぞ!

箱入り・解説書付き!

値段は激安なのにちゃんと箱に入ってる!
しかも中には簡単な解説書も入ってるじゃないですか。英語で書いてるけど、読めなくてもイラストを見れば何とかなるかな。

解説書には基本的な運指表とちょっとだけ楽譜も付いているのでありがたい。さすがにこの解説書だけで上手くなるのは厳しいと思うけど、無いよりは良いですよね。

取り外し可能な頭部管

量産品では頭部管が接着剤などでくっ付いているティンホイッスルが多い中、このメロウは接着剤などでくっついていない。

取り外しできるように改造する必要が無いから楽でした。

最初からチューニングできるっていうのは、僕的にかなりありがたかった。お手入れも簡単になるし。

チューナブル化の改造についてはこちら

過去生産ロットより向上した品質

過去に生産していた物よりかなり品質が向上した。
過去の製造ロットは色々ヤバイのが多かったんだけど、今は比較的安心して購入できる。

マウスピースの形状も安定してるし、変なバリも無い。キレイなものである。

形状が安定したことで、音色も改善された。変な雑音も入らないから吹いていて楽しい。

メッキ塗装がさびに強い

真鍮製のホイッスルだとだいたいは演奏中に指の当たる箇所から錆びて変色していく。

でもこのメロウ、表面はメッキでコーティングされてるので、表面は良いコンディションが保てるんですよ。

でも内側はむき出しかメッキが薄いようで、演奏中の呼気に含まれる水分で錆びが発生します。その点は注意が必要。ちゃんと手入れしよう。

でもメッキは一生持つようなものではないので、使用頻度やお手入れ具合によっては半年くらいで指穴周りからメッキが取れてくるかも。
ちなみに僕のやつはお手入れが不足気味だったので、半年でちょっと剥げてきました。

メロウの悪い点、気になる点

つぎは悪い点や気になる点を見ていきましょう。

塗装が雑!

メッキ塗装で錆びに強いのはありがたいんだけど、その塗装が雑すぎるよ。

まずは↓の画像ご覧ください。

雑な表面塗装
気泡などがはいってざらついた表面(マウスピース直下)

これはマウスピースとの接続部分ですが、見ての通り気泡が入りまくりデコボコしてる。さらに全体にも多少のムラがあり、見ても分かるけど触ればもっと分かるデコボコがちょいちょいある。

まぁ、演奏に支障は無いけどやっぱり気になる・・・。でもこれも個体差であり、こいつの個性だと心で理解した。

過去の生産ロットも出回ってる!

過去に生産していたヤバイ品質のものがまだ出回っている・・・なので買った店によっては、ハズレを引いてしまう可能性があるんですよね。

特に本とCDのセットのものにはヤバイ物がよく残ってるらしいので、購入するときは公式サイトから買うとか、AmazonならWaltonsが出品してる物を買うほうがちょっとでも安全です。

現物でもネットでも、ぱっと見て「おっ、これは低品質だな」とはわからないと思う。変な所から買うと当たり外れのあるガチャが楽しめるぞ。

最後に

過去の物より品質が向上したおかげで、悪い点がかなり少なくなってた。これだけ安くてこの品質なら、初めての一本として十分オススメできる。

他のメーカーの真鍮製のように、お手入れしなかったらすぐにサビてしまうような事もないし。まぁ使っていくうちにメッキがはがれたり錆びたりとかするかもしれないけど、なかなか長持ちする。でも日々の手入れが大切だって言うことは変わらない。

手入れって行っても毎日演奏後に綺麗に拭くとかだけでも全然問題ないから、めんどくさがりにもおすすめ。

それにぶっ壊れても安いから心も痛まないぞ!(ウォルトンさんごめん)

というわけで、試しにやってみたいって言う人はウォルトンから始めてみてはどうだろうか。品質改善により、激安ながらティンホイッスルをしっかり楽しめるぞ!

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