初心者の壁を越えろ!「ティンホイッスル独学のすすめ」 第2回

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曲を吹いて楽しもう

独学での最大の敵は、「飽きる事」

基礎練習ばかりだと苦痛に感じて、辞めてしまう人も多いでしょう。

なのでまずは1曲でもいいので吹けるようになろう。曲が吹ければ楽しくなって、更に次の曲が覚えたくなります。

それを続けていけばどんどんレパートリーが増える、もっと楽しくなる、さらにレパートリーが増える、もっと楽し……っていう無限ループ来るからファイトやで!

ティンホイッスルの用意

ティンホイッスルの準備はOK?

ティンホイッスルは安い量産品だと、1000円~2000円前後から販売してます。

まだ持ってない人は安い量産品からでいいので手に入れましょう。

最初の笛で個人的におすすめなのはFeadog PROWalton Mellowなんですが、好きな笛を買ってください。

最初に手にするティンホイッスルについては、第0回を見て購入する笛を検討してほしい。

最初から高級品を買うのもいいですが、飽きたらもったいないのでよく考えましょう。

そこは、自分のお財布と相談してもろて。

あなたがすでに持っていたり、今から手に入れようとしてるホイッスルの調(Key)が何かは分かりませんが、ケルト系音楽で一番使うのはKeyがDのホイッスル(D管)です。なのでD管を前提で話を進めていきます。

移調楽器(いちょうがっき…同じ指使いで違う音の高さが出る)なのでアイリッシュなどのケルト系伝統音楽以外でも使い倒したって言う人は、他のKeyでも大丈夫。

ただ、アイリッシュ音楽の大体はD管で演奏可能です。特別なこだわりが無い人は、素直にD管を買おう。

基本的な演奏方法は↓のページで確認できます。分かってる人は次へGO。

暗記しなくてもさらっと流し読みでいいです。今は持ち方と音階だけ見れば、テクニックはほっとこう。

簡単な曲をやりながら、一緒に覚えればラクだし楽しいのでどんどん次に向かいましょう。

演奏していると吹き口にたまる水分を飛ばす

曲を吹く前にこれも覚えておきましょう。

ティンホイッスルを吹いていると、息に含まれる水分が冷えて結露します。

すると吹き口に水がたまり始め、そのまま吹いていると音が出なくなるのでふっ飛ばしましょう。

頭部管にある歌口(音が出る穴)に指先をやさしく突っ込むか、歌口を指の腹で塞いでから強く息を吹き込みます。

そうすると水分が出てくるので、音色は元通りに!

演奏していてまた水分がたまってきたら、同じようにしてください。

歌口に指を突っ込むときは、決して爪を強く押し当てないようにしよう。毎回爪が強く当たっているところからへこんできて、音が悪くなる原因になる。特に樹脂系の頭部管に注意だ!

簡単な曲にチャレンジ

もしこれが他のジャンルの音楽or楽器なら、最初に覚える事や基礎練習がもっとあるかもしれません。

でもティンホイッスルはシンプルです。フルートやリコーダーより運指(うんし…指の使い方)が簡単なので、曲を吹いて練習しながらたまに確認する程度でいいです。

基礎は大事かもしれませんが、基礎ばかりだと飽きてしまいます。

1曲だけでもいいから吹けるようになる、これが重要です。

というわけで超簡単な曲にチャレンジ。

皆さん聞いたことあると思うので、ちょっとやれば演奏できると思います。


簡易参考音源


まずは指の動きを確認しながら吹いて見ましょう。慣れてくると確認せずに吹けるようになってきます。

でも最初は指がすぐに疲れてしまいなかなか思うようには行かないかもしれません。

こればっかりは吹き続けるしかないです。

通勤や通学途中とか、暇な時間にでも指を意識して動かしてください。僕は自転車で移動している時と、信号待ちの時によく指だけ動かしていました。

指だけ動かしているのを他人に見られるのが恥ずかしい人は、お風呂に入っているときにでもどうぞ。

リラックスして出来るのでおすすめです。

最後に

きらきら星もそうですが、日本で古くから親しまれている童謡は海外の民謡を原曲に使っているものがあります。

蛍の光はスコットランド、庭の千草はアイルランド、拓殖の宿はイングランドなど他色々です。

「きらきら星とか日本の曲からやるの~?せっかく海外の笛なのにさ~」

とか思った人はまんまと騙されたな。

きらきら星はフランスの歌曲シャンソン「Ah! vous dirais-je, Maman」(ねえ!聞いてよ、ママ)が原曲だよ!

そこにイギリス人の詩人 ジェーン・テイラーの詩「The star」の替え歌「Twinkle, twinkle, little star」として世界に広がったのが日本語訳の「きらきら星」。

あなたは今、海外の音楽を演奏できたんですよ。

というわけでまずは指を意識しながら、この曲をさくっと吹けるようになろう。

でもずっと同じ曲だと飽きるので、満足したらどんどん次の曲に向かいましょう。

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