ティン&ロー・ホイッスルの演奏方法 基本編

ホイッスルの演奏方法について

ティンホイッスルとローホイッスルの演奏方法について解説していきます。

なおアイリッシュフルートも同じ運指(指の使い方)で、基本的に同じ演奏方法・テクニックが使えます。

※使用ホイッスルはD管を前提として説明しています。

 

1.演奏の基本                        

持ち方や運指など基本的なことを解説していきます。

 

1-1ティンホイッスルの持ち方

まずはホイッスルの持ち方です。下の図を見てください。

基本的に右手が下で、左手が上です。これを横にすれば、そのままアイリッシュフルートの持ち方です。

右手の小指は、左手だけで穴を押さえる場合ホイッスルが不安定になるので、安定させるために使います。

 

 

しかしティンホイッスルとアイリッシュフルートだけに関して言えば、持ち方が逆でも問題ないと思います。

アイルランドでは有名な奏者にも逆の持ち方の人は何人もいますし、逆の持ち方のフルート奏者もたくさんいます。

ケルト音楽をやっている人達は「右手でも左手でも自分が演奏しやすいほうでいい」と言う意見が多いようです。

 

ただ問題も有ります。キー付アイリッシュフルートやモダンフルート(現代のフルート)をやる場合です。

どちらであれキー付のものなどは右利き用に作られています。無理やり持ってもまともな演奏は困難でしょう。

左利き用のものもあるにはありますが特注になるのでかなりのお金が掛かってしまいます。

 

そういった理由もあるので、相当のこだわりが無ければ「右手が下・左手が上」での演奏スタイルをおすすめします。

 

1-2運指

ティンホイッスルとローホイッスルは同じ運指です。アイリッシュフルートも同じです。

D管だと穴を全てふさいだ状態での音が出ます。その状態でしたから順に指を離していけばミ・ファ#・ソ・ラ・シ・ド……と言うように音がでます。

息を弱めに吹き込めば低音が、強く吹き込めば高音がでます。

 

しかし笛の個体差によって息の吹き込み具合が若干異なってくるので、もしチューナーなどがあるのでしたらチェックすることをオススメします。

 

2.演奏テクニック                      

ケルト系音楽には独特な雰囲気があります。ホイッスルの演奏を聴いていると音の合間に「ヒャラッ」と言ったような音が聞こえてきませんか?。

 

その雰囲気を作り出す音を装飾音」といいます。

 

伝統音楽はバグパイプの演奏を模倣しているので、息の吹き込み具合ではなく指使いで音を区切ります。

 

2-1装飾音

カット

穴を押さえている指を素早く離して戻すことによって音を区切るテクニックです。

離した指を戻すのが遅いとカットにならないので素早く戻しましょう。

※D管でC・C#では押さえてる指が足りないのでカットは出来ません

 

タップ

現在演奏中の音の内、ひとつ下の音が出る穴を指で素早く叩いて離す事により音を区切るテクニックです。

カットと同じで素早く動かさないとタップにならないのですが、穴はしっかりと押さえる必要は無いので素早く動かして一瞬だけ閉じてください。もちろん押さえるのがガバガバでは意味ないですが……

※D管でDの音は全ての穴が塞がっているのでタップが出来ません

 

スライド

抑揚をつけて音を滑らかにつなげるテクニックの事です。

穴を押さえている指をゆっくりとずらしていく事によって音を上げるスライドアップ

穴の端から管体に指を這わせながら、塞いでいく事によって音を下げるスライドダウン

あまりにもゆっくりやりすぎるとダサく聞こえるので注意してください

 

ロール

カットとタップを連続で行うテクニックです。

同じ音が3つ連続で続いたときに使われ、2つ目にカット・3つ目にタップを使います。

慣れない内はカットとタップを意識しながらゆっくりと練習しましょう。

※D管でC・C#・Dの音では出来ません

 

クラン

Dの音ではロールが使えないのでこちらのテクニックを使用します。

D・F#・Gの順にカットを連続で行います。2つの穴が同時に開かないように注意してください。

Eの音でもクランが使えます。

難易度が高いですが動かさないでいい指が動かないように意識して練習しましょう。

 

2-2伝統音楽のタンギング

 

タンギング

舌で音をはっきりと発音したり、区切ったりするテクニックです。

 

ホイッスルはバグパイプの演奏を模倣しています。バグパイプにタンギングは無いため基本的にタンギングを使わずに演奏されてきました。

しかし、まったく使わないと言う事も無く演奏する人によって様々です。

プロでも多様する方もいますので、色々試してみて自分が楽しめる演奏方法を探してみてください。

 

最後に                           

ティンホイッスルは奥が深い楽器です。

文字で説明してもいまいち分かりづらい部分もあると思います。アイルランド音楽は耳で覚える音楽ですので、YouTubeやCDなどで演奏を聴きながら上達していきましょう。

 

練習すればするほどどんどん上手くなっていきますので、まとまった練習時間が取れない人は一日5分~10分でもいいので毎日吹いてみてください!

 

 

 

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