Kan「sleeper」
4人組のアイリッシュ・バンド「Kan(カン)」を紹介します。
ブライアン・フィネガンとエイダン・オルークという素晴らしい作曲家たちに、イアン・ステファンソンとジム・グッドウィンを加える事で伝統音楽シーンがさらに進化しています。
しかし2014年に解散してしまったので Kan のファーストアルバムにしてラストアルバムです……。いつかまた活動してくれることを願うばかりです。
曲目
1. One Two Three
- lori (Aidan O’Rourke)
- One Two Three (Jim Goodwin / Ian Stephenson)
2. Mangatakk
- Emotinal Storm (Avishai Cohen)
- Mangatakk (Jim Goodwin)
- Breton Ridee (Traditional)
3. Marcos
- Marcos Llope (Brian Finnegan)
- The Qblique Jig (Caoimhin Vallely)
- Hayden’s Rock (Brian Finnegan)
4. Noble?
- You can Call me Big AL (Ian Stephenson)
- Noble? (Aidan O’Rourke)
5. Eva
- Eva (Brian Finnegan)
6. Rangoon
- The Slide From Grace (John McSherry)
- The Queen of Rangoon (Brian Finnegan)
7. Modul 1
- Modul1 (Ian Stephenson)
- Coyoacan (Brian Finnegan)
8. Cariolis
- Coriolis (Aidan O’Rourke)
- Hold Up The Sky (Brian Finnegan)
伝統音楽が基本スタイルなので1曲は複数の伝統音楽で構成されています。
曲番号.曲名
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作曲者が(traditional)となっているものは作者不明の伝統音楽です。
個人的感想
僕がKanの存在に気付いた時、テンションが爆上がりした。ブライアン・フィネガンとエイダン・オルークの組み合わせとかやばすぎる!
ニッコリしたままCDの購入手続きを済ませたその少し後、解散することを知って絶望した……。
絶望したのだが、後日届いたCDを聴いてみたら……最高だった^^
One Two Three
Marcos
伝統音楽のジャンルにはいるが、昔ながらの伝統音楽的なものではなく極めて現代的で、非常にスタイリッシュ。
CDジャケットもすごくオシャレに出来てる。オシャレすぎて本当にケルト系のCDなのか不安になるほど。
でもしっかりとケルトの雰囲気を感じられるのは、散りばめられた模様やパッケージ内の車輪のマークとかのせいかな…。(車輪のマークは古代ケルト人が好んで使う「再生の象徴」であり、太陽を表している)まぁ僕個人の主観だけど。
ケルトの模様についてはこちら↓
ブライアンとエイダンが凄いのは経歴から見ても当然だが、これで聴くまで全然知らなかったがジム・グッドウィンのドラムがすごく良かった。
当時、僕が聞いてきた伝統音楽ではエレキギターとかドラムとかは存在しなかったので、動画で見た瞬間「え?バウロンじゃなくてドラム?」ってびっくりした。
でもいざ演奏が始まると、ドラムでも全然問題ないがな!……まぁ、このメンバーだからって事もあるけど。
イアン・ステファンソンも全然知らなかったけど Modul 1 とか凄い好みの曲だった。調べてみると「422」や「Baltic Crossing」とか他でも色々活躍している凄腕じゃないか。
こうして彼らについて色々調べてみると、なるほどなぁ~……このアルバムの完成度にも納得だ。
しかしこのバンド……ツルピカである。でもめちゃカッコいいから、ぜひとも聴いてもらいたい。
解散してしまったからCDが現在流通している分だけ!
なので購入はお早めにどうぞ。
※Amazonとかに在庫無ければ、kanの日本公式サイトkan official siteから買えると思います。
あとこのCD、紙ジャケットなので中古品はあまりオススメできない……。
中古品買うときは状態を良く調べよう!