この写真の場所は、460万の人々が生活する自然豊かで海に囲まれた島、アイルランドだ。
今回はこの国の国花(その国の象徴とされる花)について調べてみました。
シャムロックとは
シャムロックは World Intellectual Property Organization (世界知的所有権機関)により、アイルランドのシンボルとして登録されています。
シャムロックはアイルランドに行けばそこらじゅうに生えてます。
日本人に分かりやすく言うとクローバーです。
クローバー(シロツメクサなど)、ウマゴヤシ、ミヤマカタバミとかで葉っぱが3枚に分かれている草をまとめてシャムロックと呼びます。
シャムロックと言う品種があるわけでは無いみたいですね。
1種類だけを指定してシャムロックではなく、1本の茎から3枚の葉っぱが出てたらそれは全部まとめてシャムロックだ!
シャムロックとキリスト教
アイルランドにキリスト教を広めたという聖人、聖パトリックがシャムロックを使い、「父なる神、子なる神、聖霊が三つにして一つなのは、三つ葉が一つの柄に連なっているのと同じ」という三位一体を説いた。
もともとアイルランドのケルト人たちの中では、特別な数字である3を持つ花である三つ葉のシャムロックは特別な花であるとされていました。
そこに聖パトリックが布教の際にシャムロックを使った事により、さらに神聖なものとして扱われるようになった。
四つ葉は十字架に似ている事から、幸運の証です。
エメラルドグリーンの島
アイルランドはメキシコ暖流のおかげで、1年を通して温暖な気候なので、冬にゆきはめったに降らず、夏は20度を越える日はあまりないそうです。羨ましい……。
なので1年中ずっと緑豊かな状態でシャムロック等がもりもり生えまくりです。
その為、エメラルドグリーンの島と呼ばれています。
聖パトリックの日
聖人・聖パトリックの命日である3月17日には聖パトリックの祝日(セント・パトリックス・デー)と呼ばれ、アイルランドの祝祭日(国家の休日と宗教の祭日が合わさった呼び方)となっています。
その日は盛大にパレードが行われており、参加するものはシャムロックを服につけたり、緑色の物を身につけます。
特に、大量のアイルランド系移民がいるアメリカ合衆国のパレードは規模がでかく、川まで緑に染めます。
こんなにでかい川がシャムロックカラーになってる!
これ生態系とかに影響無いんですかね?すごい緑色してるけど……。
日本でも アイリッシュ・ネットワーク・ジャパン※クリックで公式サイトへ によりパレードが行われており、アジアでは最大規模のパレードです。
東京タワーも緑に光り輝きますよ。(毎年かは分からない)
最後に
2017年、日本とアイルランドは、外交関係樹立60周年を迎えました。
日本とアイルランドは仲がいいみたいで、ほんとよかった^^
そうそう、シャムロックは三つ葉なんだけど、なぜかアイルランド以外では四つ葉になってる所が多いけどなんでなんすかね?
幸運の証だからか?
ざっと調べたけど答えは出ないままだ。
またいつか調べてみようかな。