アーティスト紹介 「Flook」

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Flook(フルック)の歴史


Flookはアイルランド及びイングランド出身のメンバーにより結成されたバンドで、アイルランドなどの伝統音楽をベースにしたインストゥルメンタル・バンドです。

初期のメンバーはセーラ・アレン ブライアン・フィネガン マイケル・マクゴールドリック(後にlunasaに加入)のフルーティスト三人で、Three Nations Flutes”というバンド名で活動していました。

そして、最初のアルバム「Live!」がリリースされます。

Live!」を作り上げた後マイケル・マクゴールドリックが脱退し、サポートメンバーだったジョン・ジョー・ケリーが正式加入します。

ジョンがメンバー入り後の1999年に「The Four Of Us(※アメリカのみ発売)と「Flatfish」が、2002年に「Rubai」が、2005年に「Haven」がリリースされます。

2006年にはイギリスのBBC FOLK AWARDSにてベスト・グループ賞を受賞しました。

2008年惜しくも解散してしまいますが、2013年再結成して活動を再開しています。

日本には来日ライブで何度も訪れています。

※2016年、4度目の日本ツアーの際に新曲を披露しており、僕の低い英語力で聞き取った限り「次に来るときは新しいアルバムと一緒に来るよ!」みたいな事を言っており、サイン貰った時に片言で聞いたら期待しててくれ的なことを言われました。

新アルバムは2017年に出ると言う話も有ります。楽しみだ!

2019年4月にとうとう新作「ANCORA」が発売しました!14年ぶりのアルバムだ!

メンバー紹介

ブライアン・フィネガン (Brian Finnegan)

使用楽器・・・ホイッスル・フルート

トラッド界の風雲児、ロールしながらトリプルタンギングを決めてくる超絶技巧のホイッスルにはファンが多い。 作曲家としても優れた才能を発揮する、素晴らしいプレイヤー。

セーラ・アレン(Sarah Allen)

使用楽器・・・フルート・アコーディオン

Flookの紅一点であり、演奏時に時折出る片足奏法が独特なフルーティスト。 軽やかなリズムやベースラインを奏でるフルートはFlookに無くてはならない存在。

ジョン・ジョー・ケリー(John Joe Kelly)

使用楽器・・・バウロン

海外の雑誌で「世界で一番バウロンが上手い」といわれるバウロン奏者。 2017年に結婚しました!おめでとう!

エド・ボイド(Ed Boyd)

使用楽器・・・ギター・シターン・(Liveでのみ ヒューマン・トロンボーン )

多言語を操るインテリな凄腕ギタリスト。自分の子供にメロメロな子煩悩パパ。
Lúnasaのメンバーでもあります。

ディスコグラフィ

アルバム


The Four Of Us(フォーオブアス) リリース・・・1999年 ※アメリカでのみ発売


Flatfish (フラットフィッシュ) リリース・・・1999年 紹介ページへ


Rubai (ルーバイ) リリース・・・2002年 紹介ページへ


Haven(ヘヴン) リリース・・・2005年 紹介ページへ


Ancora(アンコーラ) リリース・・・2019年

ライブアルバム

Flook! – Live!  リリース・・・1996年

リンク※クリックで別タブが開きます

日本公式サイト・・・FLOOK Official web site in Japan

英語公式サイト・・・Welcome to the Flook web page!

Facebook・・・@flookquartet

Flookへの個人的想い

僕がティンホイッスルを始めるきっかけになったバンド。

ニコニコ動画でケルト音楽をまとめていた動画で始めて聴いたんだけど、一瞬でハマった^^

そのときの曲が「 Wrong Foot Forward 」。序盤の穏やかさが一転、中盤から激しくなった瞬間に僕の脳髄に電流が走った……。

そして動画のコメントでティンホイッスルのことを知ったので、いろいろ調べてたら「安いがな!購入や!」と言う感じで、すぐさま購入。

練習初めてすぐに、ブライアン・フィネガンのヤバさが心で理解できた。最初のころはほんとに同じ笛なのかさえ疑わしかったけど、何度動画見てもティンホイッスルだったよ……。

2016年の来日ライブでは興奮したなー。ブライアン・フィネガンの笛はやはり神だった。セーラ・アレンの片足奏法もリアルタイムで見れたし、エド・ボイドの「Be a human toronbōn」も面白かった。

でもブライアン・フィネガン信者の僕が一番印象深かったのはジョン・ジョー・ケリーのバウロン。CDで聴いてるとどうしてもブライアンのホイッスルに耳が集中してしまって、バウロンが薄れがちだった。

でもFlookのライブで人生初のバウロンから受けた圧はすさまじかった。バウロンは凶器だよ。

ゴリゴリの伝統音楽的な感じからはちょっと離れた位置にいるFlookだけど、現代的な感性から産み出された超絶テクのサウンドは、若い世代はもちろん、伝統音楽が好きな大人たちにも受け入れられるはずだ。

そしてFlookにはまったら他の有名所も聴いていって欲しい。そこからさらにアイルランド伝統音楽そのものに興味を持っていただきたい。で、さらに楽器まで始めてくれたら言う事無しなんだけど、どうでしょう。

とにかく、興味が無くてもいいからまずは一回聴いてみ? YouTubeに動画いっぱいあるから。

いまは興味ないとか言って Flook を聴かないというのは、まったく無意味な事ですよ皆さん。

もしかしたら人生が変わるかもしれないんだからね。

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