伝統音楽の道 第5回 「伝統音楽といっぱいあってな」

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ケルト系伝統音楽の曲の数

ケルト系伝統音楽を調べていると、色んな曲に出会う。

一体どれくらいの曲があるのか気になったので調べてみました。

 

曲は数万曲もある!?

本気ですかこれは。

積極的に探していかないと、死ぬまでに全ての曲に出会えるのかどうか分からないレベルだ。

現在でこそ楽譜も存在するけど、もちろん全部とはいかない。

 

それに本場は海外だ。

日本国外の情報も積極的に収集していかないとダメ。

しかも、伝統音楽は口承の音楽(歌い継ぐ音楽)なのでまだ見ぬ曲が潜んでいるんでしょう?

 

そして、口承だから楽譜は無い。過去に楽曲収集家が集めた物もあるけど、17世紀頃から18世紀あたりからだからそれより前に消えた曲は分からないまま。

人は凄く長生きしても100歳ぐらいだし、昔はもっと低かっただろう。

 

名前は違えど同じ曲

伝統音楽は同じ曲に複数のタイトルが付いている物がある。いや、ありまくる

それは口承で伝えてきたからだ。

 

例えば、Aさんが演奏していた曲には「Polka」というタイトルが付いていた。そしてその曲を聴いていたBさんが自分の地元で演奏した。

Bさんの地元ではその曲は「BさんのPolka(B Polka)」という名前で呼ばれるようになりました。

見たいな感じです。

 

ほかにも住んでいる地名が付いたり、近くに山とか川があったらその名前が付いたりとか。

演奏する人や場所によって曲が変化するので、色んな曲名がつくんですね。

 

同じ場所でも別バージョンとか出てくるし、曲名一緒なのにリールだったりジグだったり、はたまたエアーだったりもするし、探すのが大変だよ!

混乱する……。

 

どうやら伝統音楽の曲名に特別意味を持たしている曲より、分かりやすいようにする為だけに付けたタイトルが多いようだ。

 

結局どれだけあるのか

結論、分かりません。

万を超える事は確かだと思うんだけど……。

 

曲の情報が集まっているサイトなどを色々調べてみたら、少なくとも1万とか2万くらいは見つかる。なので、この数を超えるのだけは間違いないですね。

 

例えばですけど、アイルランドの伝説的な作曲家、ターロック・オキャロランはその生涯で200を超える曲を作った。

その全ての曲が色んな場所でアレンジされたりで別バージョンが作られたら結構な数になる。

それに、まだ知られてないだけで一部の地域でしか演奏されて無い曲もあるだろうから、潜在的な曲数はさらに増えるはず。

 

そして今この瞬間にも、新しい曲は生まれているのだ

 

誰かに問われた

「伝統音楽にはどれだけの曲があるのか」

僕はこう答える

「いや、いっぱいあってな……」

 

伝統音楽に終わりは無い。

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